昨日は春日那珂川水道企業団議会で議案3件(条例案件、令和2年補正予算、令和元年決算)と他報告2件(予算繰越、情報公開制度運用)を審議し全て可決しました。補正予算の主なものは、借入利息決定による償還金減額と恒久水源として確保している溜池余剰水(白水大池)のマンガン濃度が上がったとして東隈浄水場のろ過設備洗浄委託料計上など。決算では、水道料金を値上げすることなく盗水問題、恒久水源確保に取り組みながら黒字経営を続けています。恒久水源確保については今年の4月に全ての代替取水地での運用を開始しています。とはいえ天候の影響を受けやすい取水地も多く脆弱な部分もあり安定的ではありません。また予測していなかった取水地の砂の堆積などもあり、恒久水源確保については引き続き危機感を持って調査研究を必要としています。これらは今年度策定予定の「水道事業ビジョン」に明確に示し継続的かつ安定的水源確保と給水の責務を果たすよう、しっかりと見て参ります。今定例会では、新型コロナ対策として議員席の間隔を広くとりました。そのために傍聴席に限りがありましたが、別室でのリモート中継を行いできる限り傍聴者を制限しない対策がなされていました。近隣自治体では先進的な取り組みです。公開性や透明性は信頼される組織の基本ですね。水道事業についてご不明な点やお悩みなどございましたらお気軽にお問い合わせください。