とある国の環境大臣がニューヨークでステーキを食べて「毎日でも食べたい」との発言が批判的に報道されていました。欧米では、畜産とくに牛肉生産の環境負荷を問題視して牛より豚、豚より鶏、鶏より植物代替肉(フェイクミート)がブームになっている、とか。つまり地球温暖化解決のために何ができるのかを個人個人が考えている。
毎日ステーキを食べたいとは思わないが、「毎日でも食べたい」に違和感を覚えなかった私自身の環境に対する甘さを知ることができました。
おかげで、マイボトルやマイバックに続き、食についても個人で取り組むことが見つかった。
昨日のデンマークラブのテーマは「未来の食事体験!サステナブル・フードクッキング」
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畜産におけるエネルギー消費や温室効果ガスの問題は、フードロスの問題とともに世界で注目されています。2050年のは世界の総人口は100億に達するという試算が出ていますが、そこで問題視されているのが食料不足です。そういった問題の解決策として、食虫同様注目されてきているのが、植物性のものでできた肉やバター、ミルクなどを使った食事です。
オックスフォード大学では、実際に人類全体がそういった食事を摂れば、温室効果ガスはいまの3分の2の量が削減でき、最大で800万人の命を救うことができるという調査結果を発表しています。
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(朝日新聞「2030SDGsで変える」2018.6.4記事より
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という事を学びました。
日本ではフェイクミートやフードマイレージに応じた課税など普及していませんが、誰ひとり取り残さない社会を実現するために環境に配慮した食品やメーカーを応援したい。
家庭から出た生ゴミを堆肥にした食のリサイクルも大切ですが、そのためには国や自治体が主体的に取り組む必要性を感じています。
日本におけるSDGsの認知率は27%だとか。つらい、我慢、大変など、暗いイメージの環境保護だけどSDGsを通しておしゃれに、楽しく、そしてセクシーに取り組んでいきたい。途上国や次世代のためだけではなく、自分にとっても楽しめる、ということが大切ですね。
来月のデンマークラブは11/27(水)に開催します。今年のデンマーク視察ツアーと北欧3国教育視察ツアーのホットでセクシーな情報をプロジェクターで分かりやすくお届けします。ご期待ください。
川崎英彦は 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。