5月17(火) 、刃物と鵜飼で有名な岐阜県関市の「投票率アップの取り組み」についてお伺いしました。
市民参画は投票から、ということで、
テーマ
1.綺麗な選挙
2.こぞって投票
3.政治意識の向上
を目的にされています。
年代別アンケートから臨時啓発から常時啓発へ切り替えた様々な施策アイデアがさすが!
高齢者は義務と考え、若年者は自由と考える割合が多い選挙。
アンケートから見えてきたものは若者が情報キャッチ出来るユニークな啓発。選挙パスポート!
人生における投票機会は約100回として投票毎にスタンプを押すことで若者に興味を持ってもらい投票率アップにつなげています。
H27関市議会議員選挙の投票率は驚きの57.6パーセント(春日市は45.5)
当初3000部発行の選挙パスポートは市民からの要望も多く現在は9000部配布されています。
一冊あたり130円の経費で投票率アップにつながるのなら春日市でもぜひ取り組みたいですね。
その他、大学生を中心としたIKOMAIKAプロジェクト(行こうかプロジェクト)で学祭や成人式、市の祭りなどで投票戦隊イクンジャーやインスタグラム風ポラロイドを使った啓発活動、商工会の投票したら割引が受けられる選挙割など、様々な取り組みが相乗的に効果を発揮していて、楽しみながら(これが大切!)投票啓発を行ってました。
日本経済の衰退で格差が広がったのが原因なのか、生活スタイルの多様化が原因なのか、はたまた教育か、若い人たちの上昇志向が低くなったと言われています。価値観の多様化が競争しない志向を選んでいるのだと言う人もいます。個人が幸せならば良いという人もいます。しかし、頑張った人が報われる世の中でなければいけません。頑張る人が少なければ日本の国としての経済力は低下しますが、より頑張って多くの雇用と多くの売り上げ生み出し日本経済をけん引する人が、多くの所得を得ることになり、格差は更に広がります。格差の広がりは、努力が報われない仕組みの広がりでもあります。
国民から、市民から集めたお金でどのようか政治を行うかに興味を示さなければ、自分にはそのお金が還元されない状況にもなりかねません。
投票は、自分の暮らしをよくする権利の第一歩ですが、ある種の諦めが投票率を下げているのだとしたら、